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収集全般について:
- 流行を追うのではなく美術やそれぞれのアーティストについて時間をかけて学ぶこと。人気があるアーティストの作品の価値が長い年月を通してあがるとは限らないのです。
- 新進のアーティストについてよく知ることで、価格が上がる前のアーティストの素晴らしい作品をご自分の予算の範囲で購入することができるようになります。すでに名の知れたアーティストの作品を高価で買うことも収集方法のひとつですが、それがすべてではなく、また長い目で見た場合に最も収益性があるものだとは限りません。
- 自分の気に入ったものを買うこと。購入した作品はおそらく長い間あなたのご自宅に飾られることになるのです。ご自分が気に入り、またお部屋の内装にあった、長年を通して生活の質の向上につなげていくことのできるような作品を選んでください。
- 美術収集に正しい方法などありません。それぞれの収集家には作品購入についての独自の方法論があり、多くの作品を一度にまとめて買うという人もあれば、1年か2年に一度作品を選んで買うという人もあり、また贔屓のアーティストに個人的な意味を込めた作品の制作を依頼するという人もあります。ご自分に合った収集の方法を見つけ、それを守ることがよいでしょう。
- 何でも質問すること。評判のよいディーラーやギャラリーであれば、作品購入に関する質問にはどんなものでもためらうことなく答えるはずです。来歴や状態、アーティストについての情報や歴史など、すべて作品の価値とあなた個人の作品鑑賞について非常に重要な情報です。
企業での収集:
- お金のかかる購入をする前にプロの企業美術コンサルタントやギャラリーと会議を持つこと。経験豊かなプロであれば、購入する作品数、対象とすべき作品のスタイル、展示場所をはじめ多くの重要な項目について決定する際に適切なアドバイスをすることができます。
- 企業全体のイメージや目標を表現するような作品のスタイルを選びながら、既存のオフィスの雰囲気にさらに磨きをかけるようなものを選ぶこと。たとえば、貴社がクロームの構造やダクトが向きだしになっているようなロフトをオフィスとする最先端思考の技術系企業であるとしたら、現代美術の抽象的な作品が最適だといえます。落ち着いた色の木調と照明で飾られた一流法律事務所の受付には、伝統的なスタイルの風景画や肖像画、静物画がよいかもしれません。
- 地元社会をサポートすること。多くの企業は地元のアーティストの作品を中心にコレクションを築いています。これにより顧客や従業員そして街全体に対し、企業が地域に対して持つ忠誠心や愛着を示すことができ、また地元および全国レベルでの宣伝効果も期待できます。
- 顧客のことを忘れてはいけません。企業が展示する美術作品は、その企業を訪れる人や顧客に対して直接的なメッセージを発信するものとなり、ここで得られる印象は消すことができないものです。仮にあなたが個人的にある作品が気に入ったとしても、その作品が挑発的であったり議論を醸し出すようなものであれば、顧客を追い返してしまうリスクもあるのです。
- 詳細について記録を残しておくこと。担当の従業員もしくは美術コンサルタントを設置し、購入時に作品をカタログに記録し、必要のある度にこれを更新することを義務づけなければいけません。美術作品の詳細を注意深く記録することで、将来における損傷や損失、作品価値などについての混乱を未然に防ぐことができます。
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